最新情報【Vol.40】

chemSHERPA(読み方:ケムシェルパ)活用について

近頃、お客様からの化学物質調査依頼に対して、材料メ-カ-からの回答が下記のchemSHERPA成分表という形式で送られてきます。
chemSHERPA(ケムシェルパ)とは、製品に含まれる化学物質情報を記載したシ-トで、10種類の法規制に対応しているもので、調査依頼の多いRoHS、REACH規制SVHCに関してもchemSHERPAシートをみれば、一目で確認が出来るシ-トだそうです。川上企業から川下企業までサプライチェーン全体で適正に管理し、確実かつ効率的に伝達するために、経済産業省主導で2015年に開発・リリースされた情報伝達共通スキーム(またデータ作成支援ツール)を指しているそうです。
 chemSHERPAが運用される以前、欧州や米国、アジア諸国など世界各地で製品含有化学物質に関する規制が導入・強化されていました。日本国内では、大手企業が用いる情報伝達スキーム(JAMP、旧JGPSSI、IMDSなど)のほか、企業独自のフォーマットも多く存在し、サプライチェーンの間にいる中小企業は、それぞれ異なるスキームに対応しなければならず、負担となっていました。そこで、経済産業省(国)が中心となって、統一フォーマットである情報伝達共通スキームを提供することになったそうです。
 今後を期待したいですね。

(chemSHERPAシート)

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